2010年に公開されたアイアンマン2の世界は、前作から半年後という設定でのストーリーです。
特徴的なのは登場人物のエピソードで、アイアンマンだけでなく敵役であるヴィランのことも掘り下げている点です。
そのエピソードのテーマは「父と子の物語」で、どちらも印象的なストーリーが描かれています。
アイアンマン2を観た方の中には、その描写から、より登場人物やその俳優が気になるという方もいるのではないでしょうか。
そこで、今回の記事では
- アイアンマン2にはどんなヴィランが登場しているの?
- ヴィランの父親も悪役なの?
- 演じている俳優さんは一体誰なの?
ということについて解説していきます。
お好きな所へ飛べます
アイアンマン2のヴィラン(敵)一覧まとめ
アイアンマン2鑑賞しました
2010年公開のマーベル映画
あの出来事以来アイアンマンとして世界の平和を守ってきたトニーだが胸に埋め込まれたアークリアクターによって生命の危機に陥るお話
ブラックウィドウも登場する本作
人間臭く描かれるヒーローに好感を持てました#映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/fxbnAqIq7a— マットトリガーパラディン (@teitoku78) April 7, 2022
アイアンマン2ではどんなヴィランが登場しているのでしょうか?
結論としては
- イワンヴァンコ/ウィップラッシュ
- ジャスティン・ハマー
の2人です。
それぞれ紹介していきます。
イワン・ヴァンコ/ウィップラッシュ
ロシアの物理学者であるイワンは、本作でアイアンマンと激しいバトルを繰り広げるヴィランです。
父親からスターク家への恨み話を聞かされて育ったイワンは、父親の死を看取り、スターク家への復讐を誓います。
そして、自分で製作した小型アーク・リアクターとウィップラッシュ・アーマー マークなどを武器に、トニーに挑みます。
一度はトニーに敗れ、留置場に捕らわれますが、ハマーの手助けで脱走。
その後、協力者のハマーまで裏切って再度トニーへの復讐を決行しますが、またしてもトニーに敗北します。
そして、最後の力を振り絞り、武器として使用していたマーク2と遠隔操作していたドローン全機の自爆装置を起動。
大爆発に巻き込まれ、壮絶な最期を遂げたのです。
父の無念を引き継ぎ、イワンは復讐という行為を選択しました。
ですが、その根底には父親への深い愛が感じられ、マーベル映画の他の悪役の中でも、ストーリーに深みがあります。
ジャスティン・ハマー
トニーのライバル会社である「ハマー・インダストリーズ社」の社長で、トニーをライバル視しているキャラです。
会社の事業が上手くいっていないハマーは、ライバルのトニーを落とそうと、イワンと手を組むことを考えます。
そして、留置場に捕らわれていたイワンの脱走を手助けし、そのまま自分の会社へ密かに迎え入れます。
ハマーはイワンと開発していた最新兵器の「ハマー・ドローン」で意見が分かれ、その際のイワンの発言から激怒。
イワンを軟禁しました。
その後、トニー・エキスポに参加したハマーは、突如現れたイワンにハマー・ドローン全機とウォーマシンを奪われます。
トニーへの復讐心で暴走したイワンを止めようと事態の収拾を試みますが、ナターシャに取り押さえられてしまいます。
そして、その場でイワンとの関係を吐かされ、そのまま警官に逮捕され連行されてしまいました。
トニーを蹴落とそうと画策したハマーでしたが、結局はイワンに裏切られ、最悪の結末となったのです。
イワンの父も悪役?
【MCU小ネタ#92】
✅映画『アイアンマン2』のヴィラン:ウィップラッシュ(イアン・ヴァンコ)の父アントン・ヴァンコ。
✅原作のアントン・ヴァンコはロシア版のアイアンマン「クリムゾン・ダイナモ」の初代搭乗者。 pic.twitter.com/OHF25cMDb2— MCU FAN LIFE【MARVELブログ】TK (@MCUFANLIFE) March 21, 2021
ここまでの解説で、「イワンの父親も悪役なのか?」と考える方もいると思います。
結論から言うと、
イワンの父親は悪役ではありません
まず、イワンの父親であるアントン・ヴァンコについて説明します。
アントンはソ連時代の物理学者で、トニーの父であるハワードと共にアーク・リアクターの研究開発をしていました。
しかし、アントンは金儲け優先の考え方をしており、それがスパイと見なされ、ソ連に強制送還されたのです。
「これはハワードが仕組んだことだ」と考えたアントン、その後シベリアで酒浸りの生活が20年以上も続きます。
そんな経緯からスターク家を恨み、息子であるイワンに幼い頃から自身の無念や恨み節を言い聞かせていたのです。
さて、ここまで説明したように、アントンはハワードやスターク家に強い恨みを持っています。
ですが、トニーに対して直接関係している描写はありません。
そのため、本作品では強い恨みはあれど、悪役とは言えないのです。
アイアンマン2の敵役演じた俳優
ミッキー・ロークってアイアンマンとかエクスペンダブルズとか2010年前後の映画しか観てなかったけど、若い頃めっちゃかっこいいですね、もちろん今もかっこいいけど pic.twitter.com/5rdBsQ62yi
— ろびー (@NekoTamaniRobin) June 5, 2020
ここまでアイアンマン2に登場するヴィランを紹介しましたが、演じている俳優さんは一体誰なのでしょうか?
それは
- イワン・ヴァンコ役:
ミッキー・ローク - ジャスティン・ハマー役:
サム・ロックウェル
です。
それぞれ紹介していきます。
イワン・ヴァンコ役:ミッキー・ローク
生年月日 | 1952年9月16日(69歳) |
---|---|
出身地 | ニューヨーク州スケネクタディ(アメリカ) |
活動期間 | 1979年〜 |
代表作 | 『シン・シティ』シリーズ 『レスラー』 『アイアンマン2』 |
「ボクサー」という肩書きもあるミッキー・ロークは、2009年にはプロレスにも出場しており、異色の俳優さんです。
7歳の時に両親が離婚していますが、継父はロークをマイアミの有名なボクシングジム「五番街ジム」へ通わせます。
そのジムでは、モハメド・アリやジミー・エリスなど、超有名選手と一緒にトレーニングをしていました。
映画界での初受賞は1982年で、『ダイナー』での演技で全米映画批評家協会の助演男優賞を受賞しています。
1991年に一度プロボクサーに転身するも、ボクサー引退後に再度俳優業へ。
2008年のヴェネツィア国際映画祭では、主演の『レスラー』でゴールデングローブ賞の主演男優賞を受賞しました。
ジャスティン・ハマー役:サム・ロックウェル
生年月日 | 1968年11月5日(53歳) |
---|---|
出生地 | カリフォルニア州デイリーシティ(アメリカ) |
活動期間 | 1989年〜 |
代表作 | 『グリーンマイル』 『コンフェッション』 『アイアンマン2』 『スリー・ビルボード』 |
両親ともに俳優というサム・ロックウェルですが、両親は5歳の時に離婚しています。
舞台デビューは10歳の時で、母親が主演の即興コメディの舞台でした。
映画へのデビューは1989年の『マニアック1990』です。
その後は『ミュータント・タートルズ』(1990年)などの映画でキャリアを積んでいきました。
2002年に『コンフェッション』(初主演)でベルリン国際映画祭の男優賞を受賞しています。
また、2017年にも『スリー・ビルボード』でアカデミー賞およびゴールデングローブ賞の助演男優賞を受賞しました。
さらに、2018年には『バイス』での好演もあり、2年連続でオスカーにノミネートされました。
華々しいキャリアですが、結婚に対しては懐疑的な考え方で、これまで一度も結婚経験がありません。
あるインタビューでも「自分は親に向いていない」と回答していました。
まとめ
ということで、今回の記事では
- アイアンマン2にはどんなヴィランが登場しているの?
- ヴィランの父親も悪役なの?
- 演じている俳優さんは一体誰なの?
ついて解説してきました。
Q.アイアンマン2にはどんなヴィランが登場しているの?
- イワン・ヴァンコ/ウィップラッシュ
- ジャスティン・ハマー
Q.ヴィランの父親も悪役なの?
→父親は悪役ではない
Q.演じている俳優さんは一体誰なの?
- ミッキー・ローク
- サム・ロックウェル
ということでした。
ヒーローとヴィラン、双方の人物エピソードに焦点が当てられているというのは面白いですよね。
観る人によっては、ヴィランのイワン・ヴァンコに感情移入する方もいらっしゃると思います。
それぞれの登場人物の側面から映画を見直すと、一つの映画で2度3度楽しめると思います。
ということで、今回も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。